4,新居 厚人さん(番外編)カウンセラーインタビュー!
■■■心理カウンセラーにインタビュー!■■■
心理カウンセラー【新居 厚人】さん番外編です!
と、アツさんご自身の体験エピソードと共に、カウンセリングを通して感じることや、悩んでいる人たちに伝えたいことを、盛りだくさんにお話ししてくださいました。
様々なエピソードが、本当に素敵なお話ばかりで、前編・後編に納まりきらなかったエピソードを番外編として紹介することにしました!
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〜エピソード,介護施設のおばぁちゃん〜
実は何度か、
「もうちょっと手に負えないから新居さん来て!新居さんカウンセラーなんだから、ちょっと話聴いてあげて」
って言って、休日に呼び出されて何度か行ったことがあるんですよ。
すごい手がつけられない人だったんてす。
行った瞬間から暴言吐く人で…。
僕、人生の良き先輩だけじゃなくて、人と相対する時って必ず目線が下、自分が必ず下になるんですよ。上から絶対いかないんですよ。
もうひざまずくくらい下から、それぐらい下の位置から側に寄って…二の腕とか、そこを上手に抱えて、至近距離でカウンセリングしてる時があって。
みんな煙たがってた人…っていう認識の中で、僕はほっぺたくっつきそうなくらいの至近距離ですから(笑)しかも40分くらいくっついてた(笑)
その人、そこから変わったんですよ。
「あなた、こないだ話してる時に歌ができるって言ったわよね。またギター弾いて歌ってよ」
ギター弾いて歌うっていうのをやりはじめて。
その人がそしたら、昔合唱やってて歌が好きだと。昔の人はそういう人が多いわけですよ。
その人が言ってたのはね、
「昔の懐かしい歌を歌うと、気が紛れて晴れるわ。もやもやがすっ飛んでったよ。また次も楽しみにしてるわ。」
って。
何でもするって感じ。演じる…歌えって言ったら歌うし。
カウンセラーなんだけど、カウンセラーっていうその言葉、枠だけに囚われないようにしようかなってことは、心がけてますけど。
カウンセラーだからカウンセラーしかしないじゃなくて、目的はその人を笑顔にすることだから。
心が晴れてくれて。
人間だから、忘れようと思っても思い出しちゃうこともある。 いろんなことがあるわけですよね。
そういうことも全て否定しないで、その人のまんまで価値があるよっていうことを伝えられたらいいなって思って、活動してる感じですかね。
だから、呼ばれればどこでも行くし。
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〜エピソード,もう一人のおばぁちゃん〜
アツ:こんなエピソードもあり…
昔、女医さんをやってた人がいて。パーキンソン病で、もう歩けない人なんですよ。
お風呂入れてて。
「最後じゃあ下着履きますね〜」
って下着をこう…肩掴んでもらって履かしてる時に、粗相をしてしまったんですよ。
「あーごめんなさい!ごめんなさい!せっかく洗ってもらったのに…」
「全然気にしなくて大丈夫ですよ。じゃあもう1回洗ってきましましょうね。今準備しますからね〜」
って言って。
また洗って、上がってきた時に、
「今日は2人きりでいっぱい話ししますか?」
って声をかけたんですよ。
そしたら、
「そうなの。もっとあなたと話がしたいの…」
と言うわけですよ。
「声かけてくれればいいのに!」
って言ったら、
「みんなの新居さんだから、私一人が独り占めすることはできないの…。」
「そんなこと言わずに話してくださいよ。じゃあ今なら全然ゆっくりできるから、わざと私がゆっくりやるから話してください!何でも話してください!」
90幾つのおばあちゃんですよ。
そしたら、
「彼女いるの?」
って聞かれて…その頃まだ、訳ありの彼女がいる時ですよ(笑)
「いるけど、まぁちょっとね…訳があってね。」
とかって話をしてたら、
「彼女ができたら…教えて」
って言うわけですよ。
「何でですか?」
って聞いてみたんです。
「新居さんに彼女ができたっていうことで…私、その彼女に嫉妬するの」
って言ったんですよ。
窓:かわいい〜!
アツ:かわいいでしょ?98ですよ!?もうすぐ100歳。
「そうなの?それだけですか?もっと話がありますか?」
「もう一つ、お願いしていい?」
この際もう、チューしろって言われたら、チューもするし、何でも大丈夫ですよ〜。
ふざけてね、思ってた。
こう服を着せながら、
「じゃあ、お言葉に甘えて…ハグして…」
あ~よかった〜ハグくらいかい!と思って(笑)
ハグして。
「あぁ、今日私はもう、夢が叶ったわー!」
って…
その人、その翌日亡くなっちゃったんです…。
窓:なんかその…いじらしいですね。独り占めしちゃいけないけど、話したくて。
なんか…粗相してしまったのももしかしたらね、無意識ではちょっと話したいなって思ってた気持ちからかもしれない。みんながいるところで独り占めはできないからっていうことだったのかもしれないし。
それがもう、もしかしたらね…死が近いってことも分かってて、ちょっと望みを叶えたかったのかもしれないなって、ちょっと思いますよね。
アツ:そう、それを感じて僕は、その…変な意味じゃなくて、神様の采配っていうのはあるんだなっていう。
すごく…やっぱり人生の良き先輩っていうのは、学ばせてもらうことが多くて。多分こうやって話することによって、また喜んでくれてると思うし。
その人たちのいろんなストーリーを、人生を見せてもらえて、
「ある人は、こういう人生がありましたよ」
って話すことによって、
「あぁ…そうなんだ。そういう人生もあるのね」
って言ってくれて、何か気づいてくれるとか。
いろんな話を、聴いたストーリーを、上手に伝えることによって、話してくれた人の想いも入るし、その人が感じたある人の…命なくなっちゃった人の話もできるし。
その中で、どう捉えるかは分からないけど、ただ伝えるっていうことに徹してあげたら、何かを気づいてくれるっていうのが、僕の今の中の、現段階では結論ですかね。
カウンセリングの成功て何?って言ったら、その人が何かを気づいてくれて、自分で一歩を踏み出してくれること、それでいい。
それが、踏み出してまた、戻ってきてもいいんですよ。
ダメだったら、そしたらまた聴いてあげようって、門戸を開いていてあげようってスタンスです。
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・笑顔になってくれたらいい。
・何かに気づくだけでいい。
悩んでいる心の内を聴き、ご自身の経験を話し、人生の良き先輩たちの物語を伝える…
番外編と、今日よりちょっと安心できる、そんなお話だったと思います。
新居アツさんのお話、いかがでしたか?
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最後に、願いが3つだけ叶うとしたら、何を願いますか?
1,同じ子供達でもう一度子育てしてみたい。これはほんと叶わぬ夢(一途な家族愛♡)
2,最愛の運命のパートナーと時空を超えてどの時代も一緒に人生を歩みたい(一途な恋)
3,育ててくれたおばあちゃんと産んでくれた母と夜な夜な語り尽くして感謝を伝えたい
家族想いのアツさんらしい願いですね!
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「窓の内側」にいる、心理カウンセラー美樹teaの
【お茶うけ心理学note】もあります!