6,わたなべ なおきさん(特別編)カウンセラーインタビュー

■インタビュー6人目、
心理カウンセラー【わたなべ なおき】さんの特別編です。

インタビュー前編後編に収まらなかった素敵なお話を、特別編としてお届けします。

やりたいことや、これからの人生プランを描くために…
まだ知らないだけかも知れない、自分の可能性を見つけるために、新しいもの・知らないものに出会うことが、そのきっかけになることを、【インタビュー後編】で話してくれました。

特別編では、わたなべさんの得意分野である、キャリアやお仕事選びの観点から、具体的なお話を紹介します。



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※わたなべ なおきさん(以降:ナベ)
※インタビュア窓の内側(以降:窓)



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 ■「やりたいこと」の本質


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ナベ:仕事相談で、例えば結構あるあるなのが、ブライダルの仕事…ウェディングプランナーの仕事したいと。
「それは、どうしてなの?」
って言ったら、だいたいこう言うわけですよ。
「何度も何度もお客様とお話をしながら、一生に一回の思い出っていうものを組み立てていって、それを結婚式っていう場で作って、やっていけるって素敵なお仕事じゃないですか?」
って。

「だったら、戸建てとかの…建設関係でもいいんじゃないの?一生に一回の高いお金を払ってやる、これから家族でとう過ごすか?っていうところをお客様と何度も何度も話しながら、それを作ってくってお仕事だよね?あなたがやりたいのは、そういうところなんだよね?」って。

ウェディングプランナーとかそっちの仕事だと、なかなかうまくいかなかったっていうのが、建設関係とかそっちを受けたら一発で内定をとって、そっちにいったっていう話もある。

結構多いですかね?ウェディングプランナー系とかやりたいって人って、結構その…やりたいところの根っこって、そういったところだったりするので。

窓:一生に一度の大きい思い出作り…。

ナベ:とか。それこそね、それがたぶん…形に残るというところで、またちょっと変わってくる。
もっと細かくやっていくと、その人が
「何でそこに興味を持ったのかな?」
っていうところの、格の部分が見えてきたら、
「 だったらこっちでもいいじゃん。」
とか、
「こっちの方が、もしかしたら合ってるかもね?」
っていうところも言えるわけですよ。

世界広がりますよね。
そういうきっかけを作ることが、私の仕事だっていう感じ。

窓:その人の可能性…未来の可能性を広げるお仕事ってことですね!


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ナベ:例えば就職活動とかに関しても、結局コロナにおいては対面のイベントがなくなっちゃった…対面の合同説明会。
そうすると、結局オンラインで「この企業のお話を聞く」って言った時に、結局それは、自分の過去のことからしか選べないですよね。

そうすると、働いたことない人にとっては、企業だったり仕事なんてわかんないから…
実際に(話を)聞いて、それを(企業の情報を)見ることによって、その自分の世界が広がったりとか、
「あ、こういうのもあるんだったら、合うかもな?」
っていうとこなんだけど…

オンラインだと、自分が知ってるものしか見られないし、今興味があるもの、過去興味があるものしか選べないので、世界が広がることがないんですよ。

対面は、行くと、
「やべえ!人気あるもの混んでるじゃん…。無理やん…」て言ってブラブラしてたら、
「ちょっと聞いて聞いて!」とか。
あとなんか直感的に、
「あそこちょっと面白そうだから聞いてみようかな…」
っていう形で、自然とリアルだと世界が広がる感じがあったんたけど…。
オンラインっていうのは、本当に過去の自分が知ってるものしか…意図的に考えない限りは選べないのは、難しいですよね。


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キャリアや、やりたいことを見つけることが難しくなった。それでなくても、やりたいことの本質を自分自身で見つけるのは、簡単なようでなかなか見つけにくいもの…。

ナベさん自身は、どのようにご自身のやりたいことの本質を見つけていったのでしょうか?

ご自身の経験や、普段の生活の中でやっていることなどを話ししてくれました。



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 ■考えることが好き


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窓:最初にゲームの会社に入って…ゲームが好きだったんですか?

ナベ:そうですね、歴史ゲーム大好きでした。
戦国時代とか、三国志とか、そういう時代の人達の…やっぱり 能力値があるわけですよね。
そこで、
「こういう人たちがここでいて、こんな風に 能力高いんだ。実際の人 どうなんだろう?」
みたいな形で、その人の小説読んでみたりだったりとか、それで大河ドラマ見たりとかすると、
「能力値のこれ、こういうところから来てたんだ」とか、そういうの見るのっていうのは結構楽しかった。

あとやっぱり、戦略・戦術 っていう形で物事を考えたりするっていうところも、結構面白かった。

窓:人の能力値と、戦略?

ナベ:戦略っていうのある種、準備みたいな感じになるし。戦術っていうのは、例えば、ここで戦う時に、この物資とこういう所で用意してから戦闘を始めるとか。
結局その事前準備で決まるわけですよ。
でも与えられたところで、どう戦っていくか?っていうところで、一つの戦術レベルの話になってくるわけですよね。

例えば、それこそプロジェクトの仕事とかで言っても、「この予算でこういうものを作ってくれ」って言われたら、そのリソースの中でやるしかないわけですよ。
でも、そのリソースの中で、より良い成果を出すために考えていくのが、戦術レベルの話になりますよね。
そういったことを考えてやってく。
「これぐらいだったら、この国と戦った時に勝てるな」
みたいなことの準備をしていって。で、その上で実際に戦って…それをよりよく形にする、みたいな。

窓:そういう考えるのが好きだったんですね。

ナベ:そういう『考えるのが好き』っていうところも、ゲームをやることによって、わかってきたというところも、あるかもしれないですよね。

窓:ゲームをやってたから考えることが好きだっていうところになっていった?

ナベ:その可能性もあるかな。だって、そういうのも 結局きっかけがないと、わかんないじゃないですか。

だから、ああいう…いわゆる戦略シミュレーションゲームとか、歴史シミュレーションゲームって言われてるものって…例えば、お米を自分たちの国のところで、お金を投資してお米を蓄えられる土地にするか、だったりとか。
それこそ、商人をいっぱい取り入れることによって、そういうお金が入りやすい国にするかとか。
選択の連続なわけですよ。

そのリソース…お金も決まってるし、自分が選べるターンも決まってるから。
そのターンの中で、何を選んでいくことによって国を富ませつつ、どのタイミングまでやったら、次の隣の国に攻めに行くのか ?っていうことを考えていって。
ある程度準備できて、敵の様子とかも、リソースを使いながら見に行って。
「これぐらいだったら勝てるんじゃないか」
って決まったら、がっ!と攻めていく、ですよね。

窓:そういう戦略戦術を考えていたんですね。それによって自分の考える力 っていうか、その戦略とか政治とか考えるっていう楽しさとか…自分の世界が広がったことによって、それをゲームの世界で人の夢とか可能性とかを広げるきっかけを作りたかった?

ナベ:世界を広げるきっかけにするみたいな感じですよね。それで自分(の世界)が広がったから。

窓:…というところに繋がっていくわけですね。 




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 ■新しい感動を味わう


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ナベ:例えば私が 、カップ麺が好きなんですよ。

カップ麺って、結構お手軽なお値段で、結構新しいカップ麺いっぱい出るんですよね。
「こんなの出てきたか!こんなのやってきたか!」っていうのが。色々と新しいものを、お手頃価格で試して楽しめるわけじゃないですか。

あと、ドラマとかアニメとかもめちゃくちゃ好きで。マイクール いろんな番組とかチェックしては、1話目とかいっぱい見て、どんどん減らしてって、番組の精鋭たちが残る…っていうようなことを、マイクールやってるんですけど。
これって何かって、 全部つながるんですよ。

私の中では、新しいものをどんどん取り入れたいし、【新しい感動を味わいたい】っていうのが、一つの価値観として持ってるので。

それを、カップ麺とかも
「こんな新しいのがあるのか!食べてみてーなー」
って言って、食べたりするっていうのも同じ感動だし。

カウンセリングも同じで、いろんな人たちのお話を新しく聴けるから、
「あっ!こういうこともあるのか…」
っていう形で、また新しい感動をもらえるというのがあるので。

私は自分自身【感動するために生きている】ってよく言ってるんですけど。
もう本当に、カップ麺も感動するし、ドラマとかアニメにも感動するし。
それは、新しい感動に飢えてるんですよ。
「そういうことやりたい!」ってこともまた仕事にも繋がるし。普段もやってるということです。

窓:それすごいですね。なんかそういう身近なもので、新しいを更新して、新しいものを取り入れるって事を、カップ麺でできちゃうっていう発見ですよね。

ナベ:そういうのも、なんでカップ麺こんなに好きなのかな?っていうのを自分で考えた時に、「そっかそっか、やっぱりいろんな新しいものを、また出た!とかって言って、新しい感動を楽しめるから なんだな…」とかね。

窓:いいですね。
なんかこう…人って何でも大きなこととか、すごい遠い場所とかに行かないと、何かが変わらないんじゃないか?とか、見つけられないんじゃないか?とか…やっぱり大きいものを想像しがちじゃないですか。
でも、カップ麺でいいんですよね?新しい世界を見るのに。
その規模なら 、なんかできそうなこと、いっぱいありますよね。



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形は違えど、カウンセラーとして、その人の世界を広げるきっかけを作っているというナベさん。

その想いは、ゲームを作ることもカウンセリングも同じ想いだと言います。さらには、カップ麺やドラマの感動もカウンセリングと同じように味わえる感動なのだと。

・新しい感動に出会うこと
・感動するために生きてる

手段ではなく、それがナベさんが【やりたいこと】なんですね。

自分の気持ちの中にある
 ■何でなのかな?
というところに、ヒントが隠されているかも知れません。

そんな普段の何気ない自分を、新たに発見してみてはいかがでしょうか?


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特別編としてお届けしたお話は、いかがでしたか?

カウンセリングはもちろんですが、カウンセラーさん自身の体験も、悩めるあなたのヒントになりますように☆




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インタビュア「窓の内側」の人、心理カウンセラー美樹teaの『お茶うけ心理学note』もあります!