5,増田江利子さん(後編)カウンセラーインタビュー

■■■心理カウンセラーにインタビュー!■■■


心の専門家、お悩みを聴く専門家である「心理カウンセラー」ってどんな人たちなのか!?


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■インタビュー5人目、心理カウンセラー

   【増田 江利子】さん

後編になります!


インタビュー前編では、そんな江利さんが実は、12年もの間、うつで苦しんでいたこと。

そこから、どのように今のようにカウンセラーとして活躍できるまでになったのか?

そんなお話を聴かせて頂きました。

人のため、人の笑顔のため…と生きてきた江利さん。

その姿勢は変わらずとも、自分の気持ちを大切にすることを知ったという江利さん。

カウンセリングについて、もう少し詳しく話を聞いてみました。




 ※増田江利子さん(以降:江利

 ※インタビュアー窓の内側(以降:


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変わろうとすることで苦しんでるんだったら、絶対何かがあるから。変わることじゃなくて、その苦しさが何なのか?とか。そっちの方が大事な気がするから。

苦しさの中の大切なものとか…


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窓:カウンセリングをしていて、感じることとか…悩んでいる人に対して、感じることとかありますか?

江利:みんな…なんか変わろうとしてるから。変わらなくてもいいよっていつも思う。

嫌なことがあって…嫌なことを、みんなは
「良いところがあるんだから…嫌なことは考えないで、良いところを見ようよ」って言うんだけど。
嫌なところを見ちゃうのは、そこに、その人の大切なものがあったりとか…だから、
「嫌なところを見てもいいんじゃないの?」ってカウンセリング。逆に嫌なところを「見ないようにするほうがかおかしいんじゃない?」って。

窓:有るモノを無きものにしようとしても、有るからね。

江利:自分は「変わろう」って言うより、どっちかって言うと、「そのままでいいんじゃない?」みたいな。

会うとみんな素敵だからね。

窓:そんなに「変わろう変わろう」としなくていいよ、と。

江利:変わりたかったら、変わろうってなるけどね。「じゃあ、応援するから変わろう」って。

「どんなふうに変わりたいの?変わったら、何か得られるものがあるんだね」って思ったら、一緒に「変わろう」って思うけど。

でも、変わろうとすることで苦しんでるんだったら、絶対(苦しみの中に)何かがあるから。変わることじゃなくて、その苦しさが何なのか?とか、そっちの方が大事な気がするから。

苦しいとかそういうのが、「いけないものじゃない」感覚がすごいある。そこはすごい自分の強みだと思う。

いろんな話を聴いてても、(苦しいことが)悪いものっていう感覚がないから。
辛そうで可愛そうぅ…とか、一緒に泣いちゃう時とかもあるけど。だけど、それが「悪いものじゃない」っていう感覚があるからストレスにならないというか。

それがその人の感覚だから…

その「苦しいことは悪いことじゃない」っていう感覚が、自分の強みなのかもしれないっていうのは、凄く思う。それによって安心してくれる人が多い気がする。

苦しさの中の大切なものとか、(その苦しさの中に)あるものが何なのか?を教えてあげると、「だから苦しいんだ…」に繋がるから、それで安心するみたい。

たから、変わるって言うよりも、どっちかって言うと、安心だったりとか、その人の持ってるものを伝えるっていうか…感じてもらうっていうか。

窓:苦しいことも、悪いものじゃないよっていうところからまず始まるってことですね。

江利:それは(本人には)言わないけどね。自分の中でそういう感覚があるから、伝える言葉とか、そういうのが変わるっていうか。

自分(カウンセラー)の中には答えはないと思ってて、クライアントさんが全部決めるから…全部聞く。もう、全部聞いて、そうしたいんだったら、そうする。決められないんだったら、「これとこれとこれがあるけど、どう?」
それでも決められないんだったら、「今は決められないんだね」みたいな。
たまに「自分はこう思うけど…」とか言うこともある。アドバイスじゃないけど、必要かな?と思うときは、自分の体験とか、意見とか言うようにするけど…でもそこは絶対じゃないから。
「これは私の意見だから、ちゃんと自分で決めてね」って言う…

「クライアントさんの気持ち」とか、「クライアントさんの世界」を大事にするっていうのは、それはもう、すごい大事にしてる。

正解はないと思ってるから…失敗してもいいと思ってるから。
失敗したら「やっぱ失敗だったね」みたいに、また一緒に考えればいいと思ってるから。

クライアントさんの気持ちとか、クライアントさんの世界を大事にするっていうのは、すごく(意識)してるかもしれない。

自分がそうだったからね。相手に変えられたり…自分が素直じゃないし、頑固なところがあるから…変われないから。

それをね(変われない自分を)、やっばり分かってほしかったりもするし。

窓:私はあれこれ言われると、言わなくていいから!って思っちゃうし、全然わかってないなって思っちゃうんですよね。「分かる〜!」みたいに言われると、「たぶんそれ違う!」っていつも思っちゃうっていうか。

江利:「分かる〜」も言っちゃう時ある。

分かるって言ったときに、顔に出るじゃない?そうすると、「今、わかるって言ったとき、何か思ったでしょ?」て言うと、「分かるって思ってほしくない…」って言われるから。

「やっぱり…ごめんね。分かるって思っちゃった。」みたいな、そんな感じ。

急に空気が「ハッ!」って止まる瞬間とか、あるから。そうすると「今、止まったよね?」とかさ。
「空気が急に固まったけど、何か考えてる?」とかさ。そこを突っ込めた時に、わーー!って(たくさんの)話が出てきたりとか…そういうことがあったりするから。

手がこう…固まったりとかさ。急に体勢変えたりとか。そうすると力が入ってるから、何か、心の中で起こってるわけじゃない?涙を我慢してたりとか、言いたいこと(がまんしてる)だったりとか…そういう瞬間だから。「今、手…急に握ったよね。何か起きたの?」とか、聞いてみる。

あと、話してるだけで、その人の「素敵じゃん!」て思うところがいっぱいんあるから。必ずカウンセリングでそこ(素敵なところ)は伝える。

「ここは強みだよ、凄いとこだよ!」って言うと、割りとみんな「え!」みたいな。「知らなかった!」とか、「そうじゃないと思ってました…」とかさ。

経験の中からいろいろ学ばせてもらってるから、それはすごい感謝だなって。勉強させられっぱなしだよ。


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 ●みんな、素敵なところがいっばいある。

悩んで、苦しんでいることで、その素敵なところが見えなくなっていたり、隠れているだけなのかも知れないのです。

自分の姿は鏡でしか見えませんが、自分以外の人からは見えている。

見る人が見れば、すでに持っている、すでにあなたにある素敵なところが分かる、ということなのですね。


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このカウンセラーさんなら「自分のなりたい未来を信じられるかも…」って思えるカウンセラーさんに出会ってほしいっていうか…。

今苦しんでても、みんな「こうなりたい!」って未来の自分になれるから。

自分(自身)を信じてほしい。


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江利:自分は、相手の感覚とか心にアクセスするタイプだから、論理的な答えを求められると論理的に説明ができないからダメな時がある。

自分も頭(で考えちゃう)になっちゃったりとか、ぜんぜんそういうことあるしね。

論理的な人から、論理的な答えを求められると、論理的に説明できないから、カウンセリングは、相性はあるよね。このクライアントさんは林さん向きだなぁ…とかね(笑)相性はあるよね。

最近は、論理的なカウンセリングもできるようになってきたけどね。

だから、いろんなカウンセラーさんは必要だなって、すごい思う。

窓:一発で合うカウンセラーに巡り会えればいいかもしれないけど、一人目で諦めてもいけないってことですね。

江利:カウンセリングしてても変わらないっていうか…相性がこう…うまくいかないっていうか。自分のカウンセリングだとバッとしない人とか、やっぱり、いるじゃない。

例えば、論理的な人で思考が優位な人に、感覚でアプローチしても伝わりにくくて。
「意味があるんですか?」って言われたことがある。

論理的な人は、言葉とか説明をしっかり伝えることで安心できたり、前に進めたりするから、私とは相性が合わない時があるんだよね。

その時に、「カウンセリングに意味がない」とか、「カウンセリングは受けない」って思ってほしくないから、「違うカウンセラーさんで受けてみて!絶対にあなたに合うカウンセラーさんがいるから、カウンセリングはちゃんと意味があるよ!」ってことを、絶対に伝える。

「(このカウンセラーさんは)自分に合うなとか、変われそうだなって(思える)いうのが大事たから。絶対ここで、カウンセリングはダメだって思わないで。次回私じゃない人にして」って言って、違う人にしてもらったことがある。

だから、合わない時は…ある。

でも絶対、変われるって思ってるから。

何て言うか…変わりたいんだったら変われるし、なりたい未来…こうなりたい自分になれるって信じてるっていうか…。「自分のなりたい未来を信じられるかも…」って思えるカウンセラーさんに出会ってほしいっていうか…。

今苦しんでても、みんな「こうなりたい!」って未来の自分になれるから。

自分(自身)を信じてほしい。

窓:何がいいかって、自分で答えを出していくって作業を、一緒にやってもらえるってことがいいと思うんですよ。これが正解って一方的に提供する側が何かをしてあげるわけではないじゃないですか?それがいいんですよね。

江利:でも答えを教えちゃうカウンセリングもあると思う。それでうまくいってる時もある。

(苦しんでて)考える力がなかったりする人って、やっぱり、答えがないと進めなかったりするから。そういう時は答えを、偉そうに言っちゃう時もある。

窓:求めてるかどうかもあるし、タイミングとかもあるけど、先に答えを出すことで、先へ向かいやすくなる?

江利:答えを出してあげることによって、自分の答えが見つかる場合もあるし、その答えによって安心に変わって、一歩踏み出せる人もいるから。

答えを教えるのも、必要な時があるかな?っていうのは、凄い思う。

本当に(気力がなくて)考える力とか、そういうのがない人は…何か掴めるものがあるだけで、一歩踏み出せる時もあるから。その答えから、次のステップを一緒に考えればいいかなって。

窓:生の言葉だなって思います。経験してきたからの言葉だなぁって。

江利:終わりはないんだろうなって思う、この仕事してると。カウンセラーとしての成長も、人としての成長も、終わりはないんだろうね。


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苦しみの中に、大切なものがあると江利さんは言います。

 ●苦しいことは、悪いことじゃない

カウンセラーとして、そういう感覚を持っていることを大切にしている江利さん。

『悪いもの』と思っていると見えないこと、気づけないこと。『悪くない』と思っているからこそ、違う視点から見えてくる、その人の素敵な魅力。

変わりたいのも、変わりたくないのも…どっちの気持ちも、その人にとって大切な気持ちを、大切に大切に受け止めてくれる。




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窓:これたけ忙しいじゃないですか?カウンセラーやってて。プライベートの好きなこととか趣味とかの時間はあるんですか?

江利:プライベートの時間が…休みがあんまりない。これから休みの曜日ができるから、趣味とか見つけたいなぁっていうのはあるけど。

窓:1日の中で、自分のホッとする時間とか、これをしてる時が幸せだ〜みたいな時間とかもあんまりはないんですか?

江利:幸せは…割りと、空見てて…雲見たり、空見たりすると感動して泣いてたりしてる。

あとは、お風呂とか。振り返って…いろんなこと…いろんな人のこと考えたりして「あ~幸せだなぁ」とか、想ったりとか。それが自分の浄化作用かな。

あとは食べるのがすきだから、誰かと一緒に何か美味しいもの食べてる時間…そこが大きいかな。

あと、岩盤浴がね凄く合ってて。でも岩盤浴行く時間がないから、家に岩盤浴のマットを買ったの。それで、家で岩盤浴して。呼吸整えて、汗かいて…っていう時間がたぶんリラックスに繋がってると思う。

岩盤浴やってる時って、自分の体にちゃんとアクセスできたりするから。すごく心地よくなったり…その時間は、自分にはすごい大切だと思う。

やっぱ、仕事(カウンセリング)が好きだよねきっと。そこが大きいと思う。

窓:話を聴くのが好き?

江利:そうだね、(話を)聴くの好きだね。

よく、話さないねえって言われることが多い(笑)ほんとに話さない。昔から聞く側だね。

相談事とか、はけ愚痴とか…昔からそんな感じ。元々自分がね、話すっていう機会がないんだと思う。

窓:時間があったら何がしたいですか?それと、これからどんな風に生きていきたいですか?

江利:時間があったら…何してるだろ?

時間があったら…たぶん、カウンセリングしてると思う!カウンセリングは絶対必須で…

あとは、旅行とか行きたい。でも一人で行ったことがない、いつも誰かと一緒だね。最近それだけじゃないなって思って。

一人での楽しみみたいな、自分の時間っていうのを楽しんでいきたいなっていうのが、すごくある。

そういう休み…そこのメリハリをつけたいなと思って。仕事だけじゃなくて、そっちも(自分の時間も)充実させたいかな。


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 ●時間があったらカウンセリングしていたい

なんとも江利さんらしいです。

空や雲を眺めて感動して涙を流したり…そんなふうにいつも心で感じることを大切にしているから、人の心についても敏感に察知することができるのかも知れませんね。

 ●心がスカスカに感じている人に届いたらいいな

そう江利さんは話していました。

このインタビューが、江利さんのお話が、心がスカスカして苦しんでいる人に届きますように。


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最後に、

 ★願いが3つ叶うとしたら?★

1,1日の時間を長くする

2,どこでもドア

3,魔法が使えるようになる


江利さんらしいアイデアのある願いですね☆



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インタビュア「窓の内側」にいる、心理カウンセラー美樹teaの『お茶うけ心理学note』もあります!