3,林 真路さん(後編)カウンセラーインタビュー
林 真路さんインタビュー(後編)
■■■心理カウンセラーにインタビュー!■■■
心の専門家、お悩みを聴く専門家である「心理カウンセラー」ってどんな人たちなのか!?
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■インタビュー3人目は、心の専門家
心理カウンセラーの【林 真路(シンジ)】さん後編です!
インタビュー前編では、現在の活動やカウンセラーになったきっかけなどをお聞きしました。
「カウンセリングってアドバイスはしちゃいけないんだ!?何するんだろう?」
そんな疑問を持ったところからカウンセラーとして歩み続けてきた林さん。
●カウンセリングって、何をするんだろう?
これはきっと、多くの人が感じていることではないでしょうか。
それでは、林さんのカウンセリングは、どのような感じなのでしょうか?
※林 真路さん(以降:林)
※インタビュア窓の内側(以降:窓)
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思うのは…
カウンセリングって、素敵なものだなって思う。
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窓:企業では、カウンセリングじゃなくてコーチングをやってるんですか?
林:両方やってる。
元々カウンセリングやってたんだけど、結局やってくと、課題に対してアプローチしていくって感じになるから。
そうするとコーチングも必要になるから、提案していくじゃない。そしたら「じゃあ、やりましょう」みたいな話になって、コーチングもやっていってる感じ。
元々コーチングのほうがやりたかった人だから、嬉しいけどね、そっちが増えていくのはね。
窓:解決できるし。
林:別にカウンセリングでも解決していいと思うよ。だからあんまりこだわってないもん。
カウンセラー、っていう肩書きを外したいから。
もうカウンセラーって枠が…もう当てはまらないから、心理コンサルタントとかそっちに変えていこうかなと思ってる。
苦しいもん、カウンセラーってやると。
めっちゃ喋るしさ(笑)自分のことは喋んないよ。
必要なことを喋るってこと。
ちゃんと理論を全部、説明するの。
そうすることで、クライアントさんがめっちゃ腑に落ちて、前に進んでいけるってことをすごい知ってるから。だからそれを取り入れて自分はやってるって感じ。
例えば、クリニックとかでも、
「体調が悪いんです」
って。
「何で体調が悪いのか分からない」とか、
「何でこうやって汗が出るのか?」とか、
「何でこんなふうに落ち込むのか分からない」って。
『分からない』ってことで、めっちゃ悩んでるのね。
でも、それに対して『知りたい』と思ってるの、本当は。どうやったら治るのか?とか、大丈夫なのか?とか。
それをちゃんと、心理学的見地と経験から、
「それは自律神経のせいなんだよ」とか。
なんで崩れるって、「こうなってるから、こういう方法…アプローチがいいんだよ。でもあなたは性格がこうだから、こういう方がもしかしたら合ってるから、それを一緒に探していきましょう」みたいな。
こっちが(カウンセラーが)絶対に決めつけることはないし、全部答えはクライアントさんから引き出すから。
仕組みをお伝えして、
「あなたに起こっていることは、こういうことです。」
そして、
「あなたは今こうなってます、ここで悩んでます。この悩みに対しては、この3つのアプローチが有効かもしれません。さあどうしましょう。」
っていうのを、一緒にやっていく。
窓:確かに知りたいですもんね、何がどうなって、こうなってるのか。
林:もちろん傾聴を望んでいる人には、傾聴するし。いっさいそういうこと(説明とか)せずに、ただ傾聴するだけ、っていうのもやるし。
でも、その方が(仕組みを説明する方が)自分的には効果が早いし。
クライアントさんがちゃんと行動するから、結果が出やすいんだよね、その方が。
今でも無料でやるときがあるのね、お金払えないっていう人の時に。決めて無料でやることがあるんだけど、ラポール(信頼関係)取れてくると、途中で(話を)切るもん。
だってそれ10分聴いても、2時間聴いても一緒なの。ずーっと辛いことをブアーって話してるだけだから。それをやったところで、先には繋がらないの。
でも、そういう段階じゃないから。早くそれ(悩み)を何とかしないといけないけら。
現状今、困ってるから(クライアントさんが)、めっっちゃ困ってるから。
でも、その悩みの中で、自分の拘りとか変なとこの視点が、他者目線とかが全然なくてトラブルが起こってるの。
それは気づかないといけないんだけど、気づくまで…ってやってたら、めっちゃ何ヶ月もかかっちゃうから、もう伝えちゃうの、それは。
伝えて、原因をはっきりさせて、理解してもらって、そのうえで、「今後どうしていきますか?」っていうところに対して、一緒に考えるの。
ってやるとめっちゃ早く終わる。
2時間聴かなくても、ほんとに15分しっかり聴いて、その後に、そういうアプローチしてあげたほうが、はるかに進む。
最初聴いてるの。…カウンセリングで、けっこう悩んでる人って…例えば、ワンクールが15分の人は、15分のクールでポンポンポンポって話す人が多いの。
だから、このクールが終わって次の悩みになると、またブアーって15分。また次の悩みになったらブアーッて15分…誰のこと、これのこと、あれのこと…
でも全部一緒なの、悩みの根幹が。
だから一つ聴いたらもう充分なの、聴く必要なかったりするのね。
クライアントさんもお金かかるだけだし。もったいないじゃん。カウンセリングって高額なのに。
だったら、自分がそれを、「もう大丈夫だよ」って、そこで(話を)切ってあげて、次に進んだほうが、クライアントさんも楽だし。
コーチングの平本あきおさんが好きで。
平本さんて、公開セッションしてくれるの、コーチングで。
100人くらい来てて、セミナーにね。
平本さんが8人とか10人くらい、ポンポンポンポンポンってリアルタイムで、生で、すぐそこで悩みを聞いて、それをパパパってさばいてく。
だから一人に5分とか10分とかしか、かけてないの。
すごかったよ。最初の頃、
「え!?遮っていいんだ!?」とか。
時間ないしさ、リアルでやんないといけないじゃん。
起きている問題に対して、
「何でそういうことになってるんですか?」
って(相談者に)聞いた時に、全然違うこと答えてしまう人、いるじゃない?
「それはいい。それは後で聴くから、それじゃなくて、これに対して答えてください」
バっ!て切るの。
「あ!切っていいんだ!」
みたいな。
最初カウンセラーとして学んでた時ってさ、そういうの(話を切るの)は絶対アウトって聞いてたから。
「しちゃいけないんだ」って思ってたけど。
見てたら「全然やってんじゃん!」みたいな。
その方が効果出てるし、結果的に満足してるし、めっちゃ早いし…全然こっちの方がいいじゃん!みたいな。
窓:確かに解決したいし、前に進みたいけど…だけど悩んでる時って、悩んでる状態も手放したくない、みたいな…あるじゃないですか?潜在的に。
林:そういう時は聴く。それはひたすら聴いて受容して、まずそこの安心と…そっちを望んでるわけだから、そっちを整えてあげないといけないから、そういう時は聴く。
窓:基本はみんな何とかしたいじゃないですか?どうしても、うじうじそこにしがみついてしまう…私もそうだったけど。それに対して、どういうことが起きてて、どうすればいいのか分かれば、そっちに行きたくなるし、解決できるんだったら解決したいしって、思ってきますもんね。
林:逆にそうしてやった方が、じゃあ本人も
「そうしたいです!」って言ってさ、
「進みたい!」と思って進むじゃん。
そうすると不思議なことに…「進みたい!これ解決したい!」って進みはじめると、出てくるのやっぱり。
「進めない…」ってなるの。
窓:????進めない…ってなる??
林:結局そこに引っかかってるものが出てくるわけ。進んだほうが、はっきりするってこと。
ちゃんとした、本当の課題がはっきりするってこと。
「え!?なんで進めないの?」って思うじゃん。
だって進みたいって思ってるし…、ってなると本人気づいてないんだけど、本当の根底の問題があったりするってこと。
窓:ちょっとでも進んだほうが…(いい?)
林:一概には言えないけど、早い。
自分はゆっくりするのが嫌なんだと思う。たから相性もあると思うけどね。
15分とか30分のカウンセリングでも全然効果出せるからね、ていうのは思ったりするかな。
就労移行支援事業所とかでも、30分のカウンセリングで、あるクライアントさんなんて3つ問題出してきて。
けっこうな重い問題…
それ30分で3個やって、一ヶ月後来た時には全部解決してたからね。
窓:えぇ!?一ヶ月後に!
林:効果出ちゃうの、ちゃんとやってあげると。
30分で、全然できる。
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●現状今、めっちゃ困ってるから
悩んで困っている人の時間やお金のことまでを考えてくれている…。
それは、悩んでいる人にとって、とても心強いですね。
私はそう感じます。
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窓:カウンセリングでもコーチングでもいいんですが、林さんが一番伝えたいことは?
林:なんか…思うのは、素敵なものだなって思う。
素敵なことだなって思う。
だってさ、すごく心が通い合ったりとかさ、一緒に困難を乗り越えたりとかさ、めっちゃ感動があったりとかさ、喜びがあってりとかさ…あるし。
すーごい、いいものだと思うんだよね。
でもカウンセリングって、ハードルが高かったりとかさ、なんか…もうちょっと気軽に受けられたらいいのになって、すごい思う。
病んでる人じゃなくて、普通の人も受けたほうが絶対にいいと思ってるの。
よくさ、街のマッサージ屋さんみたいなのと一緒でさ、ちょっとした(心の)メンテナンスとか、定期的に軽い感じでもいいから、カウンセリングを受けとくと…
結局問題って、軽い悩みでも重い悩みでも、本質って一緒だったりするのね。
軽い悩みの時にやっても(本質の問題に)たどり着くから、そこに対してアプローチするから、ずっと自分を整えていられるのね。
だから本当は、もっともっと気楽に、カウンセリングが受けられたらいいのになぁ…みたいな。
窓:私もそれずっと思ってます。首が痛い時にはマッサージに行くのに、心が痛い時にはどこにも行かないんどろう?って。
林:そういう感じでさ、なんかもうちょっとね、気楽になったらいいのになあ、みたいなことはあるけどね。
だから本当は、自分がお金に対して何もフリーになれば、無料で全部やりたい。
よく言うじゃん、その、無料だと本気にならないとか。
そんなことはないと。
確かに、対価を払わないと本気になれない人もいる。
でも、本当に困ってる人はお金払えないし。
本当に変わりたい人はたくさんいるし。
それはケースバイケースだと思う。
お金を取らないと変われない人、お金を取るから変われる人もいるし。
カウンセリングやってて思うのは、素直な人が一番効果出るの、やっぱり。行動する人。
それが行動できないから、その人か行動できるレベルまでちゃんと落とし込んで…ってやってあげるのが多分必要だと思うんだけど。
だから、まぁ、そうだよね…
幸せだと思います。(笑)
窓:幸せだと思います(笑)
林:例えばさ…江利ちゃん(カウンセラー増田江利子さん)と一緒によくやったりとかもするから、セッション終わった帰りに、
「なんて幸せなんだろうね」って。
「こんな素敵なことってある」?って。
クライアントさんにも喜んでもらえて、自分もすごい喜んで…結果が出たりとかさ、前に進めたりとかさ。
そういう喜び、すっごい幸せな時間じゃん。
そんな幸せな時間過ごさしていただいて、お金も頂いて、「最高じゃない!」みたいな。
ていうのが…感じると、いつも「あぁ幸せだな」って。やっぱり感じるよね。その帰りの…その時は本当幸せだったりする。
その人の課題(悩み)に対して、一緒に進んでいく。
そういうカウンセリングをするし、そういうコンサル、コーチングをする。
メンタルの専門家だから、自分はそれができるんじゃないかなって。
だから、そういうコンサルをするし、そういうカウンセリングをするし。
だから、ずーっとカウンセリングできたら幸せだなって思う。
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悩みを抱えている人にはカウンセリングやコーチング。
カウンセラーを目指している人や、自分の強みを活かして生きたい人には、新たな『しんかの学校』
自分らしく幸せに生きて欲しいという想いを、次々と
形にしています。
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林:なので、みなさん幸せになれますよって。
みんな自分の強みを生かして、幸せに生きて欲しいなと思う。
窓:それができますよ、と。みんな本当はできるんだよ、と。
確かにどんな位置にいる人も…って言ったらあれですけど、同じですからね。
林:どこにいる人かによってやる手法が全部変わるから。それもやってって気づいたからね。最初わかんないからさ、そんなこと。
とりあえず必死で目の前に来た人を…ただ必死にやるだけだからね。やってくと…「あ、そうか」みたいな、だんだん気づき始めたかな。
そうしてくと、本当に自分がやりたいことが見えてきて。
カウンセリングじゃなくてコーチングとかコンサルなんだとか、それを活かしたそういうやつ(カウンセリング)が好きとかね。
聞いてほしい人だったら僕じゃなくてもいいよ、もっといい人いるから紹介するよって。
窓:あ、そうなんですね(笑)
林:だから、自分じゃない方がいいって場合は、江利ちゃん(カウンセラー増田江利子さん)紹介すること多いよ。「あぁ、自分じゃないな」と思ったら、「いいカウンセラーさんいるんで」って言って江利ちゃん紹介する。
だってその方が効果出るじゃん。
能力が違うからさ。
やっぱ江利ちゃんみたいに傾聴と…あんなに受け止められないからね。
タイプがあるからさ。
自分は、自殺とかさ…そういうすごいメンタル的な重い経験ってしてないからさ。本当の意味では分からないよね、やっぱり。そこは弱いから。
その気持ちが分かる人の方が圧倒的にサポートできるし。同じ気持ちになって分かってあげられるんだから、そりゃ強いよね。
本当はなんか…分けられると思うの。
この人はこういう人に特化してやった方が活きるし、この人はこの人がいいしって…。
それをちゃんと知っていって、いろんな適材適所の人に、行けるような形を作りたいなと思ってるし。
そのためにはさ、その人が…カウンセラーさんがどういうカウンセリングするのか知らないとできないからさ、そこは難しいってこと。
福祉系とか、公共のもの(支援)に繋げるとか…
一人でやってると、そういう知識とか全然なくて。
でも実際やってくと、やっぱそういうとこと繋がれるようにしたりとか、いろんなところにやっぱ…繋がり持ってないと、本当のサポートってできないなと思って。
そういうのも仲間とかに、教えてもらって。
「あ、こういうところに繋げるといいんだ」、とか、「あ、国でもこうやって無料でやってるところがあるんだ」とか。
本当はね、そういうネットワークっていうかね。そういうのがうまく作っていけるといいのかな?みたいなのもあるんだけどね。
窓:その人にあったカウンセラーをちゃんと紹介できるというか、こう…合わせるみたいなね。
林:そうしたら一番いいよね。
だからまぁ、幸せなんじゃないですか、カウンセラーは。
窓:最後には結局カウンセラー幸せなんですね(笑)
林:好きなことやらさしてもらってるからね。
好きに生きて、好きなことしかやってないってね、幸せだと思うよね。
そう…だから、カウンセラーの育成はね、ずっとしていきたいと思ってるから。
今までずっと自分が知りたかったこととか、自分がわかんなくて困ってたこととかを、ちゃんと体型化して、もっともっと実践レベルでわかるようなことを教えてあげたいなと、。
カウンセラーって想いがないとできないと思うの、本当の意味でね。
たくさんの人にカウンセラーになってほしいし…
伝えたいことがあるとしたら…。
自分が本当苦にたくさん苦労して、本当にそういった困難を持っている人ほど、それを活かせるし、それが財産になって、本当にいろんな人の力になれるから。
そういう想いがある人には、もうぜひ、カウンセラーに挑戦して欲しいなって思うしね。
本当にそこって強いからさ。
自分は乗り越えてるわけだから。その姿を見ただけで、「この人みたいになりたい!」ってなるわけだし。
カウンセラーじゃなくてもいいけど、そういうのは(困難を乗り越えたことは)財産だから。みんながみんな、経験できるわけじゃないから。
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より多くの人の力になるために、ずっとカウンセラーをやるだけではなく、カウンセラーを育成していきたい。
林さんの想いは尽きることなく、次々と溢れているようです。
●カウンセラーは幸せだと思います。
この言葉は、ただ自分一人が幸せだということではなく、クライアントさんと共に幸せになっていくことを、カウンセラーとして体現している言葉だなと感じました。
林さんのお話、いかがでしたか?
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最後に、
★願いが3つ叶うとしたら?★
1,莫大なお金
2,健康な体
3,世の中の人が全て自分らしく幸せ
今回のインタビューのお話を、そのまま表しているかのようですね!
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インタビュア「窓の内側」にいる、心理カウンセラー美樹teaの
『お茶うけ心理学note』もあります!
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